【センバツ1日目】クラーク国際vs九国大付、辻田の快投と佐倉の意地

こんにちは、モジャ先生です。

球春到来!2022年のセンバツが開幕しました。1日目第3試合、クラーク国際と九州国際大付の試合は、熱戦となりました。

戦前から注目選手のクラーク国際・辻田九国大付・佐倉の対決に注目が集まっていました。結果、見応えのある好ゲームとなりました。試合結果は以下の通りです。

クラーク  101 000 000 0 | 2

九国大付  020 000 000 1x | 3 (延長10回)

この記事では、すべての高校野球ファンに向けて、注目選手と見応えのある場面、注目したプレーを紹介していきます。

この記事は次のような疑問に答えます。

  • 九国大付・佐倉とクラーク・辻田について知りたい
  • クラーク国際vs九国大付の試合の詳細を知りたい
  • ライン際に上がったフライを見送る場面と方法を知りたい

この記事を読み、高校野球ファンが一人でも増えると嬉しいです。では、いきます。

”1年生カルテット”佐倉俠史朗(九国)

九国大付の4番打者、佐倉は今大会注目のスラッガー。大阪桐蔭の前田、広陵の真鍋、花巻東の佐々木とともに、”1年生カルテット”(新2年)と呼ばれている。

強豪・九国大付において、入学して間もない1年春の九州大会から試合に出場。昨秋は四番打者として、打率.396、5本塁打、25打点の活躍。チームを牽引し、神宮4強入りに導いた。

姿勢を低くして、バットを立てた独特の構えは、西武の森友哉を参考にしているという。確かに似ている。

今日のセンバツ初戦も、4番ファーストで先発出場。その打棒が注目された。

148km右腕、辻田旭輝(クラーク)

背番号3のリリーフエース。今年のセンバツ出場校の中で、ナンバーワンの奪三振率を誇る。

ストレートの最速は148km。今センバツ出場校の中でもトップクラスの球速。回転数も多い、ノビのあるストレートと140kmの高速スライダーで三振の山を築く。

一瞬止まるような、不規則なフォームが打ちづらそう。”1年生カルテット”が注目されがちだが、今春の注目投手の一人。

今春も背番号は3でリリーフに回る。6番ファーストで先発出場。

打ち合いの予感

この2校の試合、実は昨秋の神宮大会初戦の再戦。その時は、5−1で九国大付が勝利している。九国大付のエース香西がクラーク打線を封じた。辻田は5回途中、4失点と強力打線につかまった。しかし、佐倉を三振に仕留めるなど光る投球もあった。

強力打線の九国大付、投手力のクラーク。地区大会優勝校同士の、注目の試合は雨の中始まった。

序盤は点の取り合い。

初回、クラークが香西の立ち上がりを攻める。二死二塁から、クラーク4番山中の中越え二塁打で先制。

しかし2回裏九国大付の攻撃、制球に苦しむ山中を攻め、一死一、二塁。ここでクラークは、山中から辻田に投手をスイッチ。早めの継投策に出る。

九国大付はそれでも、二死満塁内野安打で同点。さらにタイムリーで2-1と逆転に成功する。

内野安打と書いたが、このプレーはアウトにできるプレー。一、二塁間のゴロに対し、投手のベースカバーが遅れた。雨で足をとられたのかな。防げる一点。もったいない。

しかしクラークもすかさず反撃。ヒット二本で一死一、三塁から、サードゴロの間に同点。

内野は前進守備だったが、三遊間よりのゴロのため、5-4-3を狙ったが、ゲッツーとはならなかった。併殺崩れの間に、同点。

そこから試合は膠着。九国大付・香西と、クラーク・辻田の投げ合い。

辻田は2回途中からリリーフし、9回までに11奪三振。伸びのあるストレートで三振の山を築く。

佐倉を3回、5回と対戦。二打席連続三振に抑える。いずれも変化球でカウントを稼いで、高めのストレートで力勝負という配球で、完璧に抑える。

10回裏の攻防

2−2のまま延長に突入した試合は、延長10回裏。九国大付の攻撃は一死から2番中上がヒットで出塁。3番小田原は2−1からヒットエンドラン。これが見事に決まり、一死一、三塁。

追い込まれたカウントから、外のややボール気味の球を見事に逆方向に追っつけた。

クラークはここで守備のタイムをとる。4番はスラッガー佐倉。舞台は整った。

佐倉は初球のスライダーを打ち上げ、レフトファールフライ。三塁走者が生還し、サヨナラ。

それがこの場面。

レフトファールフライ。タッチアップの距離としては微妙。基本はタッチアップしない距離。しかし、三塁走者はスタート。

走者はレフトがランニングキャッチとなり、体勢を立て直すのが難しいと判断して走ったのならナイス。

レフトは、切れていく打球を捕らない判断は正直難しい。捕球後も体勢が悪いから送球がシュートするし、それを踏まえて送球しようとしても走者と重なってしまう

勇気を持って走った走者を誉めるべきだろう。

まとめ

クラーク国際と九国大付は2−3のサヨナラゲームで決着した。

辻田投手はストレートのノビが素晴らしく、夏の大会には150kmを超えた姿で登場するかもしれない。

佐倉は犠牲フライは打ったが、まだまだ本来のパフォーマンスが発揮されていない。スラッガー佐倉は、次の試合で爆発するだろう。

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