こんにちは、モジャ先生です。
僕は高校野球の監督ですが、それ以前に公立高校の教員です。
授業、生活指導、ホームルーム、面談、、、
教員の仕事は際限がないです。
しかし今、ほとんどの時間を取られている仕事があります。
それが、コロナ対応です。
- 今、学校現場はどのような状況なのか。
- 学校の先生は何をやっているんだ!
- 先生はコロナウイルスに対してどのような対応をしているのか。
現場のリアルを書きたいかと思います。
じゃあ行くよ。よろしく。
一斉休校と分散登校
新型コロナウイルスが日本中に蔓延し始めたのが、ほぼ二年前。
卒業式や入学式が中止になり、ほどなく学校の機能が停止。日本中の学校が一斉休校となった。
その間の教員も、自宅勤務を余儀なくされた。
教員の自宅勤務でやることは、、、ない。なんせ学校がないのだから。
授業、生活指導、ホームルーム、面談。すべてない。
あるとしたら電話がけ。たまたま俺は新一年生の担任だった。
入学式もなくなって、そこから一斉休校に入ったものだから、
まだ見たことも会ったこともない生徒にひたすら電話。内容は、ないよー
俺「元気か、ちゃんと課題やるんだよ」
生徒「わかりました(てか誰?)」
という謎のやりとりを40人とひたすら繰り返していた。そんな2ヶ月。
学校再開と同時に、分散登校。
これは学校によるが、うちの学校は出席番号偶数と奇数に分かれて、午前、午後でそれぞれ登校。
半分ずつに分けてそれぞれに授業をする。だから、授業数は倍。やばい。
同じ授業を7、8回やる。飽きる。俺が。20人だと、人数が半分だから反応も半分。
物足りない。
コロナ禍が終わったと思った時期
クラス全員が揃って登校できたのは2学期から。徐々に学校も機能を取り戻していく。
でも、学校行事は全滅。学年をまたぐ行事はひとつもできなかった。
文化祭とか、体育祭とか、学校全体でやる行事はアウト。
なにもないのは可哀想だから、学年で行事を企画した。1年だけで文化祭とか体育祭をやった。
盛り上がったし、楽しそうにやってるんだけど、物足りない。
そこからコロナ感染者は徐々に減少。収束も近いと思われていた。
陽性者とか、もう随分長いこと出てないなー、なんて思ってた。
学校の保健所化
今年に入って、コロナウイルスの変異種であるオミクロン株が流行し始めた。
これがえぐい。重症化しないが、蔓延力がケタ違い。
あっという間にうちの学校でも広がり始めた。
3学期が始まり、一週間後には各クラスの欠席者数が10人前後まで達した。
次の週からは学校への登校を断念、オンライン授業に移行した。
オンライン授業もいいとこばっかじゃないんだ、これが。この話はまた今度。
現在は登校を再開。しかし、欠席者はなかなか減らない。
今学校を欠席している生徒は次の生徒だ。
- PCR検査で陽性になった生徒
- PCR検査で陰性となったが体調不良が残っている生徒
- PCR検査の結果待ちの生徒
- 濃厚接触者
- 体調不良の生徒
- 感染が心配な生徒
欠席の生徒がこのどれにあたるか確認しなきゃいけない。電話で。
しかも、陽性になった生徒がいたら、
だれがその生徒の濃厚接触者なのか確認しなきゃいけない。電話で。
そして、陽性の生徒の濃厚接触者が判明したら、その生徒を帰宅させて、
保護者に連絡しなきゃいけない。もちろん電話で。
電話の鬼。回線も常にいっぱい。一人一人の状況に気を遣わなきゃいけない。
今も毎日10人前後が欠席する。今の俺の仕事の8割は、電話。
今の教育現場は、保健所と同じ仕事をしている。授業もあるのに。パンク寸前。
まとめ
今のコロナの感染力はすさまじい。重症化はしないことが多いらしいが、伝染力が今までと違う。
2年の3学期。進路活動とか、修学旅行の準備とか、そもそもやることが多い。
それに加えて膨大な量のコロナ対応。毎日10時帰り。ブラック。
教員のコロナ対応、限界も近い。
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