こんにちは、モジャ先です。
センバツ高校野球大会(3月18日から13日間)の出場校が、1月28日に決定します。
今回はその中で特に注目され、毎年議論になる「関東6枠目」についてです。
センバツ参加校はどのように選ばれるのか。
過去の選考内容を踏まえ、今年の関東6枠はどの高校が選ばれるのか。
こんな疑問に答えます。
先に結論です。
「センバツ選考はディフェンス力で決まる!
今年の関東6枠目は東京2位の二松学舎大附!東海大相模はかわいそうだけど・・・。」
では、詳しく解説していきます。よろしく。
選考の条件
春のセンバツ甲子園に出場できるのは32校。
以下の基準で、高野連により選抜される。
出場校選考基準
校風、品位、技能とも高校野球にふさわしいもので、各都道府県高校野球連盟から推薦された候補校の中から地域的な面も加味して選出する。 技能についてはその年度の新チーム結成後より11月30日までの試合成績ならびに実力などを勘案するが、勝敗のみにこだわらずその試合内容などを参考とする。
つまり、春のセンバツに選ばれるためには、基本的には秋の大会を勝ち抜く必要があるんだ。
「関東6校目」の事情
32校のうち、関東地方からは6校が選ばれる。
でも関東地方は、選考材料となる秋の大会がちょっと複雑なんだ。
っていうのも、関東地方から選ばれるわけだから、秋の関東大会が参考になるんだけど、
関東大会には東京代表が出ないんだ。なぜだかは知らない。大人の事情。
そんなわけで、関東の6校を選ぶときは、
関東大会と東京大会の両方を選考材料にして選ぶ。
2つの大会から選ぶからややこしくなるんだ。
秋の大会で関東大会ベスト4と、東京大会の優勝チームの5校は、
その時点でセンバツがほぼ当確。
問題はここから。残りの1校の選び方。
関東大会のベスト8の4校と、東京大会の準優勝の1校、
合わせて5校の中から、残りの1校を選ぶんだ。
最後の1校が東京からになるか、関東8強からになるか。
これが「関東6枠目」問題。
東京1校、その他関東5校になるか。
東京2校、その他関東4校になるか。
試合内容で判断するんだけど、難しいんだこれが。
なんせ東京の代表が、他の県の代表と直接対決してないから。
全く別の大会の試合内容でどっちが強いチームかを判断するなんて、無理じゃない?
そうなんです。だから、毎年「関東6枠目」は熱いんだ。
どこが選ばれるか、予想するのが難しいから。
天国と地獄の、分かれ目だから。
これまでの「関東6校目」の基準
今年の「関東6枠目」はどこになるんだろう。
その予想の前に、過去の選考を振り返ってみたい。
「関東6枠目」
2021 東海大相模(神奈川)
2020 花咲徳栄(埼玉)
2019 横浜(神奈川)
2018 国学院栃木(栃木)
2017 日大三(東京)
もちろん、敗れた試合(関東の準々決勝、東京の決勝)も好ゲームだったチームが選ばれていることが多い。
だけど注目したいのは、6枠目のチームの投手。好投手が多いんだ。
みてみよう。
2021 東海大相模・・・石田隼都(現巨人)
2020 花咲徳栄・・・高橋昴(現広島)
2019 横浜・・・及川雅貴(現阪神)
2018 国学院栃木・・・水沢龍太郎
2017 日大三・・・櫻井周斗(現DeNA)
例外もあるものの、見事にプロ入りした好投手が多い。
選考に好投手や防御率、失点の少なさが絡んでいるのは間違いない。
要は「ディフェンス力」の高いチームが選ばれやすい。
でもこの基準は納得だよね。俺が選考委員でもそうする。
だって、見ていて一番シラける試合は、四球とかエラーで自滅する試合だもん。
見ている方も退屈な試合。そんな試合、お金払ってみに来る人は見たくないよね。
だから、選考委員は「守備で自滅しづらいチーム」を選ぶ傾向。間違いない。
今年の「関東6校目」はここだ!
では今年の「関東6枠目」はどうだろう。
今年の争点になってるのは、次の二校。
まずは東京の決勝。
國學院久我山 4-3 二松学舎大附
9回2死まで二松学舎がリードしていたが、逆転サヨナラで國學院久我山が制した。
そして、関東大会の準々決勝で敗れたのは次の4校。
白鴎大足利(栃木)、東海大相模(神奈川)、桐生第一(群馬)、健大高崎(群馬)
その中で試合内容が僅差だったのは、この試合。
木更津総合(千葉) 4ー1 東海大相模(神奈川)
つまり、二松学舎大附か東海大相模の争い。
二松学舎は、9回2死まで優勝校の國學院久我山にリードしていたのが大きい。
実力は優勝校と互角、それ以上。
それだけにあとワンアウトで甲子園だった。痛恨。
エースの布施はプロ注の好投手。MAX137kmの関東を代表する左腕だ。
東海大相模は昨年のセンバツ優勝校であり、実績は十分。
今夏は地方大会中にコロナによる出場辞退もあって、かわいそう。
原新監督のもと、主戦の求投手が投打の中心。
この子もセンバツ優勝した去年のチームで、途中から四番打ってた。
ただ、準々決勝は3点差をつけられて完敗。
木更津総合も次の準決勝で負けているため、6枠目に入る力があるかは微妙だ。
そんなわけで、俺の「関東6枠目」の予想は二松学舎大附。
東海大相模はかわいそうだし実績十分だが、準々決勝が痛恨。
近年東京が出てないし、さすがに神奈川多すぎなので、無難かなと。
あるか!?「都立の雄」の21世紀枠選出
もうひとつ、東京ベスト8の都立狛江が21世紀枠にノミネートされてる。
選出されれば、2014年の都立小山台以来の快挙。
東西統一の東京秋の大会。そこで都立がベスト8はすごい。
都立狛江が選ばれれば、地域性を考慮して二松学舎は落選だろうけど、
都立高校の甲子園初勝利も見てみたい。
選考は明日、1月28日の16時ごろ公表される。
コメント